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みなさん、こんにちは




 最近、よく優しい人たちと出会えて

ウキウキ・ワクワクしておりました。


 さて、経営者(以下、社長と書きます。)の方は

新しい事業年度になると、

「今年のわが社の売上高は、○○円にするぞー!」

などと新しい展開に意気込まれる場合があります。


 そして、期中では鼻息荒く、猛々しい気持ちで

頑張った結果、

自社の取引高を伸ばせた場合ですが。。。


 決算前に社長へ月次報告をしてみると、

事業年度開始の時にはあれだけ売上高を上げるぞー!

と熱く言っていたのに、

いざ数字を見ると「ワシ、こんなに税金払いたくない。」

と言い出し、急に節税と称してアレを購入、コレを支払い、

などと利益を減らすための費用をセッセと増やしにかかります。


 そりゃ、利益は減って税金も減りますが

会社のお金も減ってしまいます。


仕組みは、こんな感じです。


利益が多くでるから、パソコン買い換えるか。


 1台30万円(正確には、MAX 299,999円ですが便宜上30万円とします。)

のパソコンを10台買ったとします。

→ 特例規定により300万円が費用となり、利益が減ります。


実効税率 30%とします。(便宜上、端数なしとします。)

節税額 : 300万円×30%=90万円


おお、90万円も税金が減ったぞ!

節税できた!90万円払わんでよくなったぞ!

と喜ぶかも知れません。


 しかし、お店には現金を300万円支払います。

すると、300万円-90万円の差額210万円が

会社からお店に出ていきます。


 会社に本来残るはずの210万円が

今は0円として残っていないのです。

210万円が出て行きっぱなしです。

戻って来ないのです。


 そして、翌日に210万円用意しなければ

会社が倒産することになってしまう場合、

270万円をすぐに様用意するのは中小零細企業には

困難な課題でかも知れません。


 なので、会社の売上に直結しない「節税」と呼ばれるものは

往々にして会社の成長を止めてしまうんですね。


おっと、かなりの長文となってしまいました。

それでは皆さん、本日もご清聴を、ありがとうございました、


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2022.10.03 Mon l 法人税 l コメント (0) l top

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