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皆さん、こんにちは



いつも、ありがとうございます。

 毎回、税法や財務会計、経営のことばかりなので

今回は久しぶりにリラックスした内容をお届けしようと思います。

 私が好きな本の作者に、「中村天風」という方がいらっしゃいまして、

少しご紹介をしたいと思います。

 中村天風さんに影響を受け支持をされてきた方は財界・政界に多くいまして、

松下幸之助や稲盛和夫、東郷平八郎や元総理大臣の原敬、

近い所では広岡達朗さんや大谷翔平さんがいます。


 中村天風さんは、大蔵省初代抄紙局長の息子として出生し、帝国陸軍の諜報員を経て

戦後に肺結核を患いました。

 その後、病気のために弱くなった心を強くする方法を求めて、アメリカへ渡りますが

願いは果たせませんでした。

 そして日本への帰路に就きますが、その途中経由地にてインドのヨーガの聖人であるカリアッパ師と邂逅し、

そのまま弟子入りし、ヒマラヤで2年半修行を行いました。

この修行を通じて結核は治癒し、さらに悟りを得るに至ったといいます。

 そして帰国後には銀行の頭取などを歴任し実業界で活躍していましたが、

ある時に突然、職を辞し財産を処分して心身統一法を解き始めます。

 「人は何のために生きるのか!」を根幹に

本来人間が持っている積極精神が大切と説き

「どのような状況でも感謝と喜びでいよう。

世の為、人の為になるようにいき、

それが自分の喜びにしよう。

そうしていることが、人間が本来持っている使命を

全うすることが出来る」と語っています。

また、人は誰もがひとかどの成功が出来る様に

力が与えられていると言っています。

 その基本をを経営に向けた時の言葉が、

冒頭のタイトルにあります

「どこまでもまず人間をつくれ。それから後が経営であり、あるいはまた事業である。」

です。

企業は利益追求が目的ですから、取引を増やしていかなければなりません。

 一般的に、始まった取引は長く続けて行きますので

取引先は技術だけではなくその経営者の人間性や人格まで

判断していきます。

 そう、信用や信頼を得る事が必要であり、人間総合力がそれらを

築いて行き、取引が増え、事業規模が拡大していくんですね。

 そして、部下を持つリーダーとしての立場にある人も

人間総合力がなければ部下も付いてこず、部下が育たず、

チーム力が低下し、仕事の目標を達成することが出来なくなります。

 この「どこまでもまず人間をつくれ。それから後が経営であり、あるいはまた事業である。」

という言葉は、大切な本質を表現していると私は感じています。

それでは、本日もご静聴を、ありがとうございました。


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2019.09.06 Fri l 業務全般 l コメント (0) l top

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