先日、新規のお客様で、個人事業者の方の月次デ-タを当事務所のコンピューターへ登録していました。
この方は、事業を始めて2年目で、昨年の確定申告は自分でなさいましたが大変だったので、今年から毎月の月次決算も含めてお願いしたいとの要望でした。
月次決算もありますので、昨年のデータも登録して、今年の9月分から2期比較財務諸表を作成することになります。
なので、昨年末のデータを開始手続から入力しないといけませんから、まずはその処理をと考え、開始入力をはじめました。
資産の入力が終わりに近づいた時、「ハッ」となりました。
開業費の表示箇所が異なっています。
会社の時には、自動で独立表示がされていました。
開業費とは「繰延資産」という資産で、簡単にいいますと、開業から営業準備までにかかった費用のことをいいます。
この開業費は会社法上では「5年償却」とされていますが、税法上では任意償却なので、一括で費用にできるし、5年で費用にすることも認められています。
このお客様は、5年を選択していました。
なので、あと4年分が表示されることになります。
この繰延資産は、財務諸表では独立した科目で表示されることに決められていますが、固定資産の部で表示されてしまいます。
コンピューター会社に電話しますと、「個人事業者の方は繰延資産が出ることはほとんどありませんから、あっても金額が少ないので、自動で独立表示にはしていないんです。すみませんが、手動で変更していただけますか。」と、返事がかえってきました。
確かに、税法では少額不追求の考え方はありますが、キチンとした処理に基づく財務諸表を作らないと、より正確な経営成績と財政状態が把握できません。
なので、手動により表示を行い、完了しました。
どんなことでもそうですが、「迅速に、かつ、正確に」を目標に進め、やはり仕事の最後は「念入りなチェック」で完了ですね。
税理士は「企業のドクター」ですから、企業を人間にとらえ、企業の体内である「事業」をすみずみまで診察する。
その診察が終われば、いよいよ「 決 算 」という「 手 術 」をすることで会社は全身が健康になり、翌期を迎えることになります。
この診察の最終段階が、「チェック」であり、最重要ポイントの一つです。
当事務所では「 チェックマン 」を目指してダブルチェック・トリプルチェックをし、完璧な診断をしてから「 決 算 」へと進んでいます。
当事務所のオフィシャルHPはこちら →出間会計事務所
この方は、事業を始めて2年目で、昨年の確定申告は自分でなさいましたが大変だったので、今年から毎月の月次決算も含めてお願いしたいとの要望でした。
月次決算もありますので、昨年のデータも登録して、今年の9月分から2期比較財務諸表を作成することになります。
なので、昨年末のデータを開始手続から入力しないといけませんから、まずはその処理をと考え、開始入力をはじめました。
資産の入力が終わりに近づいた時、「ハッ」となりました。
開業費の表示箇所が異なっています。
会社の時には、自動で独立表示がされていました。
開業費とは「繰延資産」という資産で、簡単にいいますと、開業から営業準備までにかかった費用のことをいいます。
この開業費は会社法上では「5年償却」とされていますが、税法上では任意償却なので、一括で費用にできるし、5年で費用にすることも認められています。
このお客様は、5年を選択していました。
なので、あと4年分が表示されることになります。
この繰延資産は、財務諸表では独立した科目で表示されることに決められていますが、固定資産の部で表示されてしまいます。
コンピューター会社に電話しますと、「個人事業者の方は繰延資産が出ることはほとんどありませんから、あっても金額が少ないので、自動で独立表示にはしていないんです。すみませんが、手動で変更していただけますか。」と、返事がかえってきました。
確かに、税法では少額不追求の考え方はありますが、キチンとした処理に基づく財務諸表を作らないと、より正確な経営成績と財政状態が把握できません。
なので、手動により表示を行い、完了しました。
どんなことでもそうですが、「迅速に、かつ、正確に」を目標に進め、やはり仕事の最後は「念入りなチェック」で完了ですね。
税理士は「企業のドクター」ですから、企業を人間にとらえ、企業の体内である「事業」をすみずみまで診察する。
その診察が終われば、いよいよ「 決 算 」という「 手 術 」をすることで会社は全身が健康になり、翌期を迎えることになります。
この診察の最終段階が、「チェック」であり、最重要ポイントの一つです。
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