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みなさん、こんにちは


いきなりですが、本日は、「棚卸資産」につきまして、
簡単ではありますが、記載をさせていただけましたらと、思います。

「棚卸資産」とは専門用語でして、通常は「在庫」といわれています。

この在庫。。。

仕入れが毎月一定の場合、期末に在庫が多い時には売上原価が小さくなりますので、
利益が大きくなり、課税所得が多くなってしまいます。

それとは逆に、期末に在庫が少なくなりましたら、売上原価が大きくなりますので、
利益が小さくなり、課税所得が少なくなります。

通常、事業年度の末日に棚卸しをしてその価額を決定します。

しかし、期末在庫の価額は帳簿上で簡単に変えられるため、
予想以上に利益が出てしまった場合に書き換えられる方もいらっしゃいます。。。

税務署の調査で、まず指摘されてしまいますので、その場合、
過少申告加算税をくらってしまうか、キツイ時には悪質として、
重加算税をくらってしまいます。

しかし、この在庫を使って、税法に沿った節税をする方法があります。

たとえば、飲食店の場合ですと生ものを材料として扱っています。

生ものですから傷みやすく、その場合には、安価で提供することになります。

と、いうことは。。。

そうです。在庫の仕入れ時の価格よりも価値が下がっていることになります。

この場合には、税法では「棚卸資産の評価損」の計上が認められています。

仕入れ価格と期末時点での価値の下がった価額との差額について、
「評価損」として所得を減額することができます。

これは、商品や製品にも適用できます。

要件としましては、

・季節商品の売れ残りで、通常価格では販売できない

・型落ち、流行遅れ

・棚ざらしや破損

などになります。

過去の実績に基づいて、通常販売ができないことが明らかな場合には、
この「評価損」の計上により、節税が可能となります。

知恵くらべですね!

それでは、ご静聴を、ありがとうございました。

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2015.04.17 Fri l 法人税 l コメント (0) l top

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