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みなさん、こんにちは


最近、冬らしい寒さになってきましたね。

風邪を引かない様に気を付けましょう!

 さて、上場企業の株式を持っている場合の税務は割と皆さん

うっすらと知っている様ですが、

非上場企業の株式については余り知られていない様ですので、

書いてみようと思います。

個人株主が関わることと言えば、ズバリ確定申告です。

では、順を追って行きましょう。


1.非上場企業の株式を売った場合

   株式の譲渡については、上場・非上場を問わず「申告分離課税」という方法により

  確定申告をすることになります。

   「申告分離課税」って何?となる訳ですが、通常の確定申告では

  給与や年金、事業所得や不動産所得など所得を合計して税額計算をします。

  総合課税と言われます。

   しかし、株式や土地・建物の不動産、山林についてはその譲渡だけに分離して

  税額計算をすることになり、この税額計算のことを 「申告分離課税」といいます。

   所得税の税率は超過累進税率と言いまして、所得金額(もうけ)が多いほど

  所得税率が高くなり、所得税額が高くなります。

   株式や不動産の譲渡などは金額が大きい場合があり、さらには

  一回こっきりの譲渡が多いため、総合課税だと高い税率になります。

  これでは納税者負担が大変ですので、申告分離課税を用意しています。

   では、 非上場企業の株式を売った場合の所得税は

  今の税率ではどうなるのか。

   (収入金額-取得費等)×20.315%(所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税5%)

  となります。

   譲渡のタイミングは超過累進税率ではないため

  同じ税額となりますのでので、税率が変わらない限り

  今年売っても来年売っても自分の計画によることができます。

  おっと、長くなりましたので、続きは次回へ持ち越しとさせていただきます。

それでは、ご静聴をありがとうございました。

※ 最近、仕事以外の経営者の悩みを聞く機会が多くなってきました。

  裕福で幸せそうに見えても、高齢になっても人は試練というハードルが

  いつも目の前に現れる。

  そんな気がしてきました、今日この頃です。


当事務所のオフィシャルHPは、こちらです。 → いづま会計事務所

  



  


  
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2019.11.21 Thu l 所得税 l コメント (0) l top
みなさん


こんにちは。

朝晩と陽が高くない時は、冷え込んできましたね。

 さて、先週はお客様と、今週は小学生の時の友達と

お金や融資についてのお話を長時間する機会がありました。

 二人とも経営者で御多分にもれず、事業資金のことをいつも考えているらしく

会うといきなり経営相談へとなってしまいました。

僕は税理士ですので税務相談なら「どんと来い!」です。

 が、仕事上経営相談へ発展することも良くありますので

出来うる限りのご相談には乗ることにしています。

そして、経営のお話しには利益とお金が付いてくることはままあります。

今回も、利益にお金の話となりました。

「利益が出そうやから節税で利益を下げて税金を減らそうと思ってるんですが・・・」

「ダメです!お金を使って税金を減らすのは節税じゃありませんよ!」

「でも税金減りますやん。このままやったら持っていかれてしまうから・・・」

「あきませんって!お金使って節税したら、税金以上にお金減りますよ!お金無くなったらどうするんですか」

「資金が減ったら融資受けようと思うから・・・」

「あきませんって。。。」

 とまあ、二人とはこんな感じの話をしていたんですけど

経営者の方は「税金アレルギー」があるみたいなんですね。

 一生懸命汗水流して、不安な時も心を奮い立たせて、

せっかく頑張って利益をだしたのに税金で持っていかれるのはイヤだ!

心情的には、とても良くわかります。

 でも、お金を使う節税をするということは税金を払う以上に現預金が出て行きますから

余程必要な対象にお金を使う以外は事業にとってムダな結果になるんですね。

節税は、会社や個人事業の目的ではありませんから。

そして、大変重要なキーワード「資金が減ったら融資受けようと思うから・・・」

 経営者の方達は、資金が減ってきたら金融機関にお願いして

借入させてもらったら良いと考えがちですが。。。

 金融機関は、「中小零細企業の救済機関」ではありませんので

こんな状態でお願いすると「貸せません!」と言われかねません。

そうです。

 金融機関は利益が出てお金を持っている相手にしか、

お金を貸したがらないんですね!

晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる。

こんな揶揄もあるくらいですから。

 なので、利益が出てお金がある時に借入をしておかないと

お金が無くなった時にはとても困ったことになってしまいますから

利益が出てお金を持っている時に融資を受けましょう!

おっと、もの凄く長文となってしまいました。

今日はここまでで失礼いたします。

みなさん、ご静聴を、ありがとうございました。


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2019.11.01 Fri l 業務全般 l コメント (0) l top