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みなさん、こんにちは


 事業をしていれば、会社であれ個人の事業であれ毎月の月次決算は必要であるなと

つくづく思うことがありました。

 先日、業務提携している司法書士からある会社の事業承継(現社長が後継者にバトンタッチのことです。)の

相談があり、打合せをしていたんですが。

本来、税理士事務所は顧問契約をして会計顧問と税務顧問になり毎月の会社の取引を精査していきます。

 会計と税法に基づいて違った帳簿上での取り扱いをしていないか、税法違反のことをしていないか、

会社に有利な税法の適用をしていけるか、正確な帳簿の作成により会社の経営状況が

正確に数字に表れているか、などの確認と修正を行います。

 その後に、社長との話の中で今後のことについての相談を受けたり、話の中で

将来に備えることがあればこちらからアドバイスなどをしながら経営のお手伝いをしていくことに

なります。

税理士事務所の毎月のお仕事は、簡単にいいますとザッというとこんな流れになります。

 相談の対象となる会社はかなり業績が良いとのことで株式の価額がとても高く、

今後も見通しは明るい素晴らしい会社です。

 そこで、現社長が後継者の方に社長職をバトンタッチする上での問題点の指摘や

より良くスム-ズに引き継ぐために会社のすべきことなどを知らないために、

悩んでおられた様でした。

これには、法人税法だけでなく贈与税や相続税法もかかわってきます。

顧問の税理士は、何も言ってくれない状況でここまできたとのこと。

 おや?と思いましたが、お話しが進むにつれて状況が明るく浮き彫りになってきたのを

感じました。

どうやら、顧問税理士の方とは上記のような関係ではないようでした。

 結局、私が解決方法の内容を記載した提案書を作り、お渡ししましたが

その内容は、本来、毎月の月次決算をしていれば自ずと気づき解決の方向に

向かっていてもおかしくないものが多くあり、そんなにつらく悩まなくても良かったんではないのか?

と思えました。

毎月の顧問契約は大切です。

 さらに、毎月の月次決算は大切で、それを通して社長とのお話をすることは、

ただの世間話しかない月だとしても習慣にしていくことが重要であると

つくづく感じました。

話の最中でも、ポッと思いつかれることがよくありますからね。

それでは、本日もご静聴を、ありがとうございました。


当事務所のオフィシャルHPは、こちら → いづま会計事務所
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2018.06.21 Thu l 法人税 l コメント (0) l top