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みなさん、こんにちは


今日は二駅の距離を歩いて、出勤をいたしました。

いつもと違うルートを歩きながら意識が新鮮になり、
同時に体も活発になりましたので、気分爽快のスタートです。

さて、本日は同族会社につきまして、簡単ではありますが
記載をさせていただけましたらと思います。

同族会社とは、ひとことで言えば、その会社の第一順位から第三順位までの
株主グループの持株割合の合計が、50%超の会社をいいます。

中小企業ですと、社長や家族が株主になっているケースが多く、
ほとんどの場合には、これに該当します。

同族会社になると、何がひっかかるのでしょうか?

そうです。会社の経営が家族の思うがままに操作をされてしまいます。

会社とは株主のものであり、取締役は株主から経営を委託されているため、
本来は株主総会において経営結果の報告を行い、オーナーである株主達から
されるいろんな質問に答えなければならなく、また、他の法人株主や監査役などにより、
経営を私物化しないようにチェックがされています。

しかし、家族が株主の場合には、チェック機能が働きません。

その結果。。。

会社を私物化してしまうことも、ままあります。

個人的な購入や支出を会社の費用にする、利益を減らすために、
会社の資産を売却損がでる状態で決算直前に社長に譲渡するなどなど、
オーナー社長としての立場を利用する租税回避を行う場合があります。

会社のお金を帳簿を通さず勝手に使ってしまいますと、横領とされてしまいます。

こうなると、悲惨です。

そんなときに法人税法では、「同族会社の行為又は計算の否認」
という規定を用意しているのです。

これは、平たくいいますと「会社のオーナー社長一族としての立場を
使い、租税回避行為をしているから、すべて強制的になかったことにするからね!」
というものです。

税務署の殿下の宝刀と、いわれています(怖)

こうなりますと、強烈な税務調査が始まりまして、
税理士がこれに深く加担していると判断されますと刑事事件にまで発展する
可能性があり、もちろん資格も剥奪されてしまいますから
その怖さをしっている以上、会社がなにか租税回避に向かう行動を感じたときには
それを止めにいきます。

しかし、会社側からすればその怖さをしらないために、
「ばれへんかったら、ちょっと位、いいやん。」と軽い気持ちで
しようとしてしまいます。

節税と脱税は、紙一重です。

やはり、税法という法律に基づいた健全経営が、
未来のより良い経営につながるんだと思います。

それでは、ご静聴を、ありがとうございました。


当事務所のオフィシャルHPはこちら →出間会計事務所


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2015.04.07 Tue l 事務所の方針 l コメント (0) l top
僕は開業をするときに、自分に誓ったことが2つあります。

1つは、将来、子供に話せないようなことはしない。

もう1つは、どんな仕事でも、全力を尽くそう。(これは、勤務時代から思っていました。)

どんなささいなことでも、全力を尽くせばそのことがおもしろくなり、そして、小さな目標ができます。

その小さな目標をクリアするために、さらに頑張るので力がつき、その小さな目標がすこし大きくなって、それをまたクリアするために全力を尽くします。。。

気が付けば、楽しく仕事ができていた、その上そのことに関する力が上がっています。

この力が集まれば、取引の広く大きな法人であっても、精度を高くもって全体を見渡せます。

井戸に和紙を一枚一枚重ねて埋めていくではありませんが、僕にはこの方針が1番合っているように思えます。


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2014.08.25 Mon l 事務所の方針 l コメント (2) l top
「共に励み、共に成長を導く 身近な経営者の味方 中小企業を応援します!」

これは、当事務所のキャッチコピーなんです。

できたキッカケは、以前に雑誌のインタビューを受けさせて戴きましたときの、インタビュアーの方との会話でした。

勤務時代のお話になりまして、

「相談する社長はいろいろ考えるから悩みが増えるが、一所懸命に考えるから、その分気づくこともたくさんあるので成長されるんです。

相談される税理士事務所も答えを出すために一所懸命に考え、調べ、考えるので知識が増えて使いこなせる様になり、成長するんです。

その結果、会社が成長していくんです。

しかも、社長は会社の中では相談ができず孤独なポジション。

だから、僕は、税理士事務所と会社とは共に励み、共に成長していく二人三脚の関係だと考えて仕事をしてきました。」

と言いました。

この内容をまとめたものが、キャッチコピーとなりました。

事務所の目指し続けるイメージとしては、ピッタリの文言だと気に入っています。

書いているうちに、毎日が成長だなあ、と感じました。



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2014.08.21 Thu l 事務所の方針 l コメント (0) l top